下鴨神社
日本の世界遺産である下鴨神社の祭神の一柱である玉伝授命は、上賀茂神社の祭神である賀茂別宿命の母親だ。よって下鴨神社は常に、上賀茂神社とほぼ同じ歴史を歩んできた。日本の世界遺産に登録された理由も同じ。もともとこの二つの社は切り離して考えることはできず、京都では二つ合わせて「賀茂社」なのだ。
下鴨神社の大きな楽しみどころは、アプローチ。参道は「礼の森」と呼ばれる、樹齢200~600年の樹木が約600木生い茂る原生林の中を貫いている。巨木の群れにすっぽりと包み込まれてしまえば、京
都市中とは思えないほどの静けさ。「心が洗われちゃうね」と言うとおり、凛とした雰囲気が漂っている。そして、約500mのこの森を抜け、すっかり機れを落とした気分になったところで、朱塗りの鳥居と楼門がお出迎え。なかなかうまい舞台装置なのである。
参考になるサイト
下鴨神社
下鴨神社〈しもがもじんじや〉
賀茂建角身命と玉依媛命の二桂を祭り、正しくは賀茂御姐(かもみおや)神社。上賀茂神社と同様に賀茂氏の氏神で、平安京遷都後に皇威鎮護の役目を担った。社殿の造営は678(天武6)年と伝えられるが、紀元前の崇神天皇の時代に端垣の修復が行われたという記録も残る。社殿の多くは1628(寛永5)年に造り替えられたもので、2棟が国宝、53棟が重要文化財。境内を包み込んで広がる礼の森は太古の植生として貴重で、縄文時代の祭祀土器が数多く発見されている。
2008年12月12日|
カテゴリー:日本の世界遺産【京都】

