東寺
京都駅のホームに滑り込んだ新幹線の車窓からも間じかに見える日本の世界遺産に登録されている東寺の五重塔。
東寺は平安京造営時に、都を守るための国立の寺として、平安京正門である羅城門横に築かれた。今も寺域や伽藍の配置が当時とほとんど変わらず、平安京時代の様子を伝えてくれるところが、世界遺産に登録された大きなポイントだ。高さ約55mの五重塔も、日本に現存する最高の五重塔として、遺産価値は大だ。
東寺はのちに、弘法大使空海によって、密教の根本道場に生まれ変わった。それを象徴するのが、講堂の内部だ。
「密教の宇宙観と教えを表す漫茶羅は、普通の平面図だけど、空海はそれを仏像でやっちゃたんだよね」と感嘆する、講堂内の「立体漫茶羅」。五智如来、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の計21体の仏像が、大日如来を中心にしてズラリと並ぶ壮大な空間だ。
参考になるサイト
東寺
日本の世界遺産に登録されているこの東寺の中で15体が国宝に登録されている。
日本の世界遺産の東寺内の国宝
教王護国寺金堂
教王護国寺五重塔
教王護国寺大師堂(御影堂)
教王護国寺蓮花門
五大明王像
梵天坐像・帝釈天半跏像
五大菩薩坐像(中尊像を除く)
四天王立像
兜跋毘沙門天立像
僧形八幡神坐像・女神坐像
不動明王坐像
弘法大師坐像
両界漫茶羅図(西院本)
五大尊像
十二天像
真言七祖像
「東寺は、京都駅から近すぎるのか、見所の多い洛中から見ると京都駅の裏側だからか、いつも観光客がすくないんだ。隠れた穴場スポットだよね。」
確かに、大通りに囲まれているにもかかわらず、重厚な塀の内側はいつも静か。建造物や寺宝と、存分に向き合うことができる。
この静かな境内が、一転して活況を見せるのが、毎月21日の弘方市だ。この日は境内に1000~1200軒の露店が並び、なんとも賑やか。静けさと騒がしさがある東寺。
2008年12月 7日|
カテゴリー:古都京都の文化財

